目の疲れを考える

目の疲れを考える

目が疲れを感じる時は、どんな時でしょう?

例えば・・・こんなことですか?

・長い時間、近い距離で根詰めて作業をしていた
・長い時間、テレビ・パソコン・ゲーム・スマートフォンを見ていた
・エアコンや扇風機・風、湿度が低いなどで目が乾く
・コンタクトレンズをつけているからか、目が乾きやすい
・外出していて、太陽の光が強く、目がショボショボする・赤くなった時
・眼鏡があっていない時

ようするに、次のような原因で不調が感じられると思います。

  • 近距離での作業が長時間に渡る →目の疲れ、目だけでなく身体全体で血流が悪くなる
  • まばたきが少ない
  • 光の刺激が多い
  • 空気の乾燥
  • 紫外線の影響や眩しさ

これらの不調の原因を解決すれば、目の疲れは概ね回復し、夜も就寝時間をたっぷり取れば、翌朝すっきり目覚めることができるはずです。

例えば、長時間同じ姿勢で作業や画面を見ていたら

30分に1回は休憩を取りましょう。

近距離を見ると眼軸が伸びてピントを調整してくれるのですが、長時間伸びてる状態を保つと、元に戻ににくくなってきます。元に戻らなくなることで、ピント調整が難しくなる近視を「眼軸近視(軸性近視)」と呼びます。

遠くを見る時間を作り、眼軸の位置を適正な場所へ戻る心がけが大切かと思います。

眼軸近視は、治りませんので、くれぐれも目を大切にしてくださいね!

また同じ姿勢を保つことで、血流が悪くなり、眼球への血流や酸素が足りないと、目への疲労が蓄積してしまいます。首や肩を回して肩甲骨周りをほぐしたり、目にいいツボを刺激するのも良いですね。全身を軽く動かして、血流をよくし、目の疲れを早めに取ってあげることをお勧めします。

目の乾燥にもご注意!まばたきも意識して回数を増やそう

集中しすぎると、まばたきが減りやすいですし、空気の乾燥や風の流れ、コンタクトレンズをしている場合も目が乾きやすいです。

目の表面が荒れたり、傷がついてしまいますよ!

まばたきの回数を意識したり、風が直接当たらない工夫や、必要であればドライアイ用の目薬を使用することを考えてもいいかもしれません。

テレビ・パソコン・ゲーム・スマートフォンの注意点

画面を少し暗めに設定したり、ブルーライトカット対策をすることで疲労を軽減することができます。30分おきに、目を休めたり遠くをみたり、身体を動かすようにしてください。

紫外線と可視光線(まぶしさ)から守ろう

暑くなってきますと、太陽の光の刺激が強いですね。1日公園に出かけてると、夕方には目がショボショボになることも多々あります。紫外線と眩しさについては、また別の機会にご紹介しますが、紫外線は4月~9月に要注意です。

可視光線による「眩しさ」でも、目にダメージがあります。日食などで、太陽を観察する時に黒いレンズをかけますが、あれは角膜や網膜を守っているとのこと。

保護の仕方ですが、「紫外線」はUV対策のサングラス・眼鏡を使用することが推奨されています。とはいえ、地面の照り返しのような反射光などもあり、全方向から向かってきますので、完璧な対策は難しいようです。

「可視光線」も色の濃いサングラス等で対策ができるのですが、困ったことがありました。

色の濃いレンズで「可視光線の眩しさ」を軽減すると、瞳孔が開き、「紫外線」が入りやすい状態になるとのこと。「サングラスは薄い色の方がいい」という噂を聞いたことがあったのですが、紫外線対策についてのアドバイスだったんですね。

また、紫外線と可視光線をバランスよくブロックするサングラスは難しそうだなと思ったのですが、つばのある帽子をかぶり、サングラスをかけて出かけるのは、少しでも目を守るためにも大切な習慣ですね。

日なたにいる時、日陰にいる時などでも状況は変わると思うので、色の濃いサングラスと、色の薄いサングラスを使い分けるのもよさそうです。